2017/09/29 (FRI)

理学部の森本正和教授が光化学協会「第17回光化学協会奨励賞」を受賞

キーワード:研究活動

OBJECTIVE.

理学部化学科の森本正和教授が、光化学協会「第17回光化学協会奨励賞」を受賞しました。

光化学協会では事業の一環として研究の奨励と業績の表彰を行っており、光化学および関連する幅広い領域の研究と技術開発を奨励し、その業績を表彰するために光化学協会賞、光化学協会奨励賞、光化学協会技術賞を設けています。

このたび森本教授が受賞した光化学協会奨励賞は、光化学の研究において顕著な業績をあげ、受賞の年の前年の12月31日現在において満38歳に達していない者に授与される賞です。森本教授の結晶構造制御による高次光機能分子結晶の創出についての研究が評価され、受賞にいたりました。

フォトクロミック分子「ジアリールエテン」の結晶の色変化

結晶の内部に光を当てて文字を書き込む

光を当てると結晶が変形して鉛球を持ち上げる

コメント

COMMENT

理学部化学科 教授森本 正和

このたび、光化学協会奨励賞をいただき、光栄に存じます。光化学協会の皆様、日頃よりご指導いただいている本学教員・職員の皆様、一緒に研究させていただいている学生・共同研究者の皆様に心から御礼申し上げます。
受賞の対象としていただいたのは、光を当てることによって色が変わるフォトクロミック分子の結晶に関する研究です。フォトクロミック分子の構造や結晶中での分子の並び方をうまく設計すると、マルチカラーに変化する結晶、光を当てると変形する結晶、電気・磁気物性を変化させる結晶など、従来にはない新しい現象を示す結晶を作り出せることが分かってきました。このような物質は、光メモリやディスプレイ、光で駆動するアクチュエーターなどとして利用できる可能性を秘めています。化学を通じて新しい物質・現象に出会い、そこから新しい機能・価値を見出せるよう、この度の受賞を励みとして一層研究に取り組む所存です。