在学生の学び

入学前に観光の勉強と聞いてイメージするのは、接客など仕事の現場に直結するような授業でしたが、入学してみると「観光とはどんな現象か」を学問的に考えるのが大学という場所でした。「観光概論※」で毎回違う専門領域の先生の講義を受けるうちに、観光がいろいろな分野と関連していることが理解できたのと同時に、自分の関心が向いているのは、将来働くときのベースになりそうな心理学やビジネス系の領域であることもわかってきました。
これからは観光の多様性と、それらをどのようにビジネスに結びつけられるかを考えていきたいです。例えば、自分は都会育ちなので気にしたことのなかった地域振興も、ビジネスとの接合という点で興味を持ち始めました。観光の可能性についてもっと学び、体験を重ね、自分自身の選択肢を増やしていきたいです。
祖父母が町家の保全という形でまちづくりに関わる様子を見て育ったこともあり、まちづくりをどのように観光に活かせるかについて知りたくて、観光学部に入りました。
所属するゼミのテーマは「歴史的な街並みを用いた観光とまちづくりについて」で、私の疑問にぴったりでした。ゼミ活動のなかで景観や建築などにも興味を持つようになり、世界観が変化しました。同時に、学べば学ぶほど観光の複雑さと難しさが見えてきます。ある面から見てよいことも視点を移すとよくなかったり、正解がないのです。だからこそ、私はぶつかっていきたいと思います。先生や仲間や、現場に携わる人たちのちょっとしたひとことのなかに、問題を解決する糸口があるのではないかと感じています。たくさんの人の意見や思いを知ることで、この先自分が何をしたいか考えるヒントも見つけられそうです。