教員の研究紹介
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- 高岡 文章 交流文化学科 教授
- Takaoka Fumiaki
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- Profile
- 慶應義塾大学卒業、慶應義塾大学大学院修了。福岡女学院大学准教授を経て、2016年より本学勤務。 研究者情報
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私たちはなぜ/どのように
旅をするのか観光を社会学の観点から捉える観光社会学を専攻しています。観光にはその時代や社会の特徴が反映されていますが、観光をとおして私たちの価値観や社会構造について分析することが研究の狙いです。天守閣をはじめとする歴史的建造物や歴史的町並みに関心があり、それらとオーセンティシティ(本物らしさ)の関係性に着目しています。
ゼミでは、主に観光客や観光客が属する社会に焦点を絞り、私たちはなぜ/どのように旅をするのかという問いについて、メディア、消費、場所、移動などといった視点から考察しています。学生には、点数化できる知識や明日使えるスキルではなく、概念や理論といった一見すると役に立ちそうにないことに慣れ親しんでほしいと思っています。そのような「思考の翼」を持って初めて、思考は自由に羽ばたくことができるからです。オススメの書籍-
- オフショア化する世界
- ジョン・アーリ著、高岡共訳
(明石書店、2018年)
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- ポケモンGOからの問い
- 神田孝治ら編、高岡共著
(新曜社、2018年)
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