社会学、文化人類学、地理学など文化に関わる学問から観光を見ることに惹かれて交流文化学科を選びました。子どもの頃から映画や家族旅行などワクワクすることが大好きで、この学科ではそうした「楽しみ」や「娯楽」も学問の対象として学ぶことができそうだと思ったのです。実際に入学してみての感想は、「入ってよかった!」です。さまざまな学問を通して観光を学ぶ姿勢は、大学以外の生活でも多角的に物事を観察する力を養ってくれています。
現在所属するゼミのテーマはアートツーリズムで、自分は特に芸術祭などが内外の交流を生む働きに興味を持っています。「アートでまちづくり」と言っても、地元住民はアート自体に関心がない場合が少なくありません。ただ、アーティストとの協働的な制作活動や、その制作活動が共通の話題となることが交流のきっかけとなり、地元で活気が生まれています。その結果として地元の人たちが主体性を持って活動を行うようになれば、外から人を呼び継続的な関係を結ぶこともできるのではないでしょうか。
将来は、エンタメ業界で職業を得ることを希望しています。大学での学びでより深く考えられるようになった「楽しみ」を長く追究していきたいです。
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  • 観光と文化の関係を
    多面的に理解します。
  • 交流文化学科
    北川 愛香さん
大学では英語を学びたかったので、英語に力を入れている学部を調べていくうちに、立教大学の観光学部にたどり着きました。英語を学ぶ環境が充実しているだけでなく、英語をひとつのツールとして調査や研究、実習を行っていることに魅力を感じ、英語にとどまらない学びを得られるのではないかと考え、観光学部への進学を決意しました。
交流文化学科では、観光によってもたらされる地域社会や地域住民への影響について取り上げる講義が多く開講されています。もともと文化による価値観の違いに興味があったので、観光ビジネスについて実務的な視点から学ぶことのできる観光学科よりも、自分の関心に近い交流文化学科を志望しました。
実際に交流文化学科で学んでみると、観光が持っている交流的な側面や観光地におよぼす影響といった観点から、観光の持つダイナミズムやその社会背景をより深く理解できることに気づきました。また、国内外における観光地の事例に繰り返し触れることで、観光と文化の関係に対して多面的な視点を持つことの重要性を感じています。
現在は、豊田三佳ゼミに所属しています。ゼミ合宿では、住民による体験交流型観光地域づくりの実践現場を訪れ、他学部では得られない貴重な経験をしています。ゼミを含めた交流文化学科での学習を通じて、自分にとっての「当たり前」がほかの社会や文化では「当たり前」でないことに気づきました。グローバルな観点から観光を取り上げる交流文化学科で学ぶことで、これまでにない新しい見方ができるようになったと実感しています。