「地理情報システム（GIS）」と呼ばれるコンピュータ技術にもとづく分析手法を用いて、都市観光に関する地理学的研究を進めています。世界の大都市を事例に、都市観光における空間構造の把握を試みていますが、そのスケールは国家間、国家内、都市間、都市内と多岐に渡ります。こうした取り組みは、近年日本で注目されているインバウンドを分析する研究に貢献できるのではないでしょうか。
担当するゼミでは、地理学の知見やGISを観光学に応用しています。専門的な論文を講読するだけでなく、フィールドワークを重視し、日本国内と海外でゼミ合宿を行うことにより、実際の観光地で多くのことを学びます。ゼミでは、ひとりひとり異なる個性に合わせた指導を心がけ、学生全体がレベルアップできるような環境を整えています。

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  Tourism and Urban Transformation

  Edited by Guoqing Du
  （立教大学出版会、2007年）