教員の研究紹介④
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- 庄司 貴行 観光学科 教授
- Shoji Takayuki
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- Profile
- ワシントン州立大学社会学部卒業、立教大学社会学部社会学科卒業、立教大学大学院社会学研究科応用社会学専攻博士課程単位取得満期退学。2002年より本学勤務。 研究者情報
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観光を通じての地域活性化の
実現に向けて観光のビジネスとしての側面を研究対象にしています。
観光は、人に「生きがい」や「安らぎ」を与え、「生活のゆとり」や「潤い」をもたらすものです。あるいは国際観光は、世界の人々の交流を促進し、相互理解に基づく「国際親善」・「国際平和」に貢献すると期待されています。
一方で観光は、ビジネスとしての側面を持っています。ことにその経済効果は、地域活性化との関係においても大きな期待を集めています。旅行・観光消費が大きな経済波及効果、なかでもとくに生産波及効果と雇用効果をもたらすと考えられているためです。近年は「インバウンド」と呼ばれる訪日外国人観光客が注目されていますが、国際観光は「見えざる貿易」と呼ばれます。外国人観光客が日本で消費をすることは、日本にとっては輸出と見做すことが出来るからです。
観光研究への社会的期待に対して、具体的に貢献できる能力を身に着けられるよう、学生を指導しています。