研究紹介

新刊『現代世界を読み解く観光人類学のススメ』(門田岳久教授・岩原紘伊准教授が寄稿)

2026.6.17

交流文化学科の門田岳久教授・岩原紘伊准教授が分担執筆した書籍『現代世界を読み解く観光人類学のススメ』が刊行されました。

 

書籍の詳細

 

≪門田教授によるコメント≫
本書は市野澤潤平さん(宮城学院大学教授)と山下晋司さん(東京大学名誉教授)が編集した、観光人類学の最新テキストです。大学ではじめて学問として観光を学ぶ人だけでなく、推薦入試や探究学習で人と違った見方を身につけたい高校生も読者対象とした、とてもわかりやすい書籍になっています。

 

観光人類学は文化人類学の方法によって観光を多面的に扱う学問分野です。かつては非西洋社会におしよせる観光の波に着目し、ローカルな文化や生活が変容していくことを批判的に検証していくことに主眼がありました。しかし現代の観光人類学は、観光のかかわる領域をより広く捉え、扱う主題も多岐に亘っています。

 

門田は「人口減少」というテーマを、岩原さんは「戦争」というテーマの章を書いています。ほかにも本書では、立教大学大学院観光学研究科の修了生が多数寄稿しており、「気候変動」(須永和博さん)、「国境」(石野隆美さん)、「若者」(鍋倉咲希さん)、「観光」(鈴木涼太郎さん)といったテーマが扱われています。本書は観光人類学の研究者が結集したような書籍で、この分野の全体像をつかむためにも最適です。

 

しかし、気候変動や戦争がいったい観光とどうつながってくるのでしょうか?観光という視点はどこまで広がりをもつのでしょうか?そのことはぜひ、書籍で確認していただければと思います。

 

出版社 ナカニシヤ出版
出版年月 2026年3月
ISBN 9784779519482
定価 2420円