研究紹介

門田岳久教授の単著『[増補版]巡礼ツーリズムの民族誌——消費される宗教経験』が刊行されました

2026.9.8

交流文化学科の門田岳久教授の単著『[増補版]巡礼ツーリズムの民族誌——消費される宗教経験』が刊行されました。

 

≪門田教授によるコメント≫

本書は2013年に刊行した私の最初の単著に、新たな章と序文を追加した増補版です。四国遍路や沖縄の聖地を事例に、現代日本のツーリズム化された巡礼を民族誌的に分析しています。

 

宗教とツーリズムは歴史的にも密接なつながりを持ち、現在では寺社や教会、行事や信仰の場が一種の観光資源ともなっていますが、観光学・観光研究ではこの接合領域について近年まで本格的な研究は行われてきませんでした。宗教的な実践や聖地を研究するには、教義や地域文化、人々の営みや信仰などに関する深い理解が求められるからです。本書は文化人類学や宗教学が蓄積してきた宗教研究の視点と、現代のツーリズム研究とを結びつけたものでもあります。

 

立教大学観光学部では2015年に「観光と宗教」という講義科目がスタートし、現在のカリキュラムでは「観光人類学(宗教)」として、宗教とツーリズムの接合領域に関する講義を履修することができます。なお出版社のブログでは「宗教とツーリズム研究のはじめかた」というエッセーを掲載していますので、あわせてご覧ください。

https://www.7gatsusha.com/column/1592/

 

 

書名 『[増補版]巡礼ツーリズムの民族誌——消費される宗教経験』

出版社 七月社 https://www.7gatsusha.com/books/1580/

出版年月 2026年8月

ISBN 978-4-909544-51-3

定価 5,400円+税