研究紹介

新刊『ポスト・オーバーツーリズム 界隈を再生する観光戦略』

2021.1.28

観光学科の西川亮助教が執筆陣に加わった書籍『ポスト・オーバーツーリズム 界隈を再生する観光戦略』(阿部大輔 編著/学芸出版社)が刊行されました。ぜひ手にとってご一読ください。

 

 http://book.gakugei-pub.co.jp/gakugei-book/9784761527600/

『ポスト・オーバーツーリズム 界隈を再生する観光戦略』
編著者 阿部大輔
出版社 学芸出版
発行日 2020/12/25
ISBN    978-4-7615-2760-0

 

 

 

 

 

市民生活と訪問客の体験の質に負の影響を及ぼす過度な観光地化=オーバーツーリズム。不満や分断を招く“場所の消費”ではなく、地域社会の居住環境改善につながる持続的なツーリズムを導く方策について、欧州・国内計8都市の状況と住民の動き、政策的対応をルポ的に紹介し、アフターコロナにおける観光政策の可能性を示す。(出版社サイトより)

 

 

西川助教は第2章「日本の観光政策の現段階」、第10章「倶知安── 外国化した地域の主権を取り戻す地域住民の模索と努力」を執筆しています。全体の構成は以下の通りです。

 

まえがき
第1章 オーバーツーリズムとは何だったのか
第2章 日本の観光政策の現段階
第3章 ヴェネツィア──テーマパーク化からの脱却を目指す古典的観光都市
第4章 バルセロナ──都市計画を通した観光活動適正化の試み
第5章 ベルリン── DMOを軸に観光の質を追求する
第6章 アムステルダム──住民生活の優先を明確化した網羅的な政策対応
第7章 サントリーニ島──歴史的町並み保全制度の奏効と観光インフラ整備の推進
第8章 京都──オーバーホテル問題に直面する世界的観光都市の岐路
第9章 由布院──生活型観光地が模索する暮らしと観光の距離感
第10章 倶知安── 外国化した地域の主権を取り戻す地域住民の模索と努力
第11章 オーバーツーリズムから包摂的な観光へ
あとがき

 

「週刊エコノミストOnline」でも取り上げられています。

https://weekly-economist.mainichi.jp/articles/20210105/se1/00m/020/091000d