活動の報告
梅川ゼミが『大学生観光まちづくりコンテスト』で受賞しました
先日、西川助教率いる学生有志チームの受賞をお知らせしましたが、大学生観光まちづくりコンテスト運営協議会が主催する『大学生観光まちづくりコンテスト』(http://gaku-machi.jp/)の「訪日インバウンド」ステージでは、梅川ゼミチームがインバウンドインサイト賞を受賞しました。
梅川ゼミチームの提案は「TO the GatE of International, Mashiko」と題した滞在型観光地づくりの仕組みで、栃木県益子町の益子焼・陶芸の技術を世界から訪れる留学生に学んでもらおうというものです。
この提案で、全国から本ステージに参加した132チーム中、5位への入賞を果たしました。
提案にあたっては、「観光地研究演習」(梅川ゼミ)で学んだ6つの観光地研究の視点を参考に、綿密な現地調査を実施し、益子町の地域特性、観光地特性を把握、観光協会や陶芸倶楽部などへのヒアリング、外国人へのインタビューなどをもとに企画案を練り上げました。
イタリア発祥のアルベルゴ・ディフーゾ(分散型ホテル)の考え方を応用し、益子町全体を陶芸を学ぶフィールドと位置づけ、学校の機能(寮や食堂、教室など)を分散させるユニークな方式を提案しました。それによって最低限のコストで、経済効果を町全体に行き渡らせることが可能となります。こうした益子らしい「Pottery World」を構築して世界、特に欧米豪から陶芸を学びたい人々へのプラットホームにするとともに、世界の陶芸学校との交換留学を実施することにより関係人口を増やしていく戦略です。そして、最終的には留学生の益子町への移住定住によって「多文化共生リーディングタウン」を目指すというものです。
訪日インバウンドの力を活用した地域の活性化を目指し、全国で取り組みが展開されることに期待が寄せられています。
※「大学生観光まちづくりコンテスト」は、2011年度に始まった全国の大学生による観光まちづくりに関する企画提案を競うコンテストです。2019年度は、以下の5つステージに分かれてコンテストが開催されました。
①茨城、②北陸、③長崎のしま、④訪日インバウンド、⑤関東River CycRing
写真は、今回テーマとなった益子の風景、梅川ゼミのメンバー、9月20日に行われた授賞式の模様です。