活動の報告

西川ゼミが新型コロナウイルスと旅行意識に関する調査を実施しました

2020.7.27
立教大学観光学部西川ゼミでは、「新型コロナウイルス流行による学生の旅行意識への影響に関する調査」を実施しました。
約750名の学生にアンケートをおこなったもので、夏の旅行需要や今後の旅行に対する価値観の変化に加え、観光を学ぶ姿勢や就職についても分析をしています。
 
調査の結果、3つの論点を提示しました。
 
1)海外旅行好き層をどう国内旅行に取り込むか?
海外旅行に関心を持っていた人も地元観光に関心を持つ割合が高かった。GOTOキャンペーンは日帰りも含まれるため、地元観光を推進する機会になり得る。一方、地元観光を推進するためには、日常生活圏を観光する価値を地元住民に提供することが求められる。これまでと同じような地域のPRをするだけでなく、地元の新たな価値に気づくことができるような観光のかたちを作ることが求められるのではないか。
 

2)大学生の“もどかしい“旅行意欲をafterコロナに逃さない必要
‌大半の大学生が夏に旅行をしたくとも、計画に踏み出せないのは、背景に地域の意向を尊重しようという気持ちがあるためと考えられる。そのため、今後、旅行予約をしながらも新型コロナウイルス流行の状況をみてキャンセルという選択を取らざるを得ないケースも生じうる。地域は、「行きたい」けれども「諦めざるを得なかった」客層をどのようにアフターコロナまで繋げられるか。情報発信等を続け、興味関心を維持させ続けることで今後の観光需要につなげる必要があるのではないか。

 

‌3)観光業界への関心を持ち続ける学生のために何が求められるか?
‌旅行会社などが新卒採用見送りが大々的に報道されるなか、観光学部生はもともと観光業界に関心のあった学生のうち、8割超が依然として観光業界に関心を持ち続けている。中でも観光行政の関心は高まっており、この機により一層、行政として観光に関わる仕事の魅力を学生に伝えていくことが求められる。また、観光への携わり方は宿泊業や旅行会社にとどまらない。様々な業種が観光と密接な関係にあることを学生に発信していき、観光に関わりたい学生の選択肢が増えると良いのではないか。

 
本調査結果を踏まえて引き続き、観光関連企業や観光協会、行政等と意見交換をしていく予定です。
 
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