キャリア
トークセッション「4年生がふりかえる観光学部生の学びと就職活動」を行いました
立教大学では毎年、在学生の保護者を対象とした「教育懇談会」を学年ごとに開催しています。教育懇談会では学部別プログラムも用意されており、今回、観光学部は3年生の保護者向けに「4年生がふりかえる観光学部生の学びと就職活動」というトークセッションを行いました(7月1日開催)。以下に、4人の4年生が語った観光学部での学習と就職活動の関係について、一部を抜粋して紹介します。
―― まずは簡単な自己紹介からお願いします。
田中 観光学科4年の田中です。鉄道研究会というサークルに入っています。
西原 観光学科4年の西原です。池袋キャンパスの弓道サークルに所属しています。
内田 交流文化学科4年の内田です。サークルや部活は特にやっていません。
加藤 交流文化学科4年の加藤です。体育会の自動車部とディズニーのサークルを掛け持ちしています。
―― 就職活動を始めるにあたって業界や職種を絞ったと思うんですが、そこで観光学部での学びが活きた場面ってありましたか?
西原 観光学部の授業って、他の学部とは違って観光をとおしていろいろな学問分野のことを学べるので、多様な業界をひろい視野から見ることができたと考えています。その点では、とても役に立ちましたね。
内田 私はホテルや航空といった観光産業に興味があったので、観光学部に在籍していること自体に意味があったと思います。
加藤 私は交流文化学科に所属しているので、ある意味、観光業界を客観的に見ることができました。
―― 実際の選考の過程で、観光学部での学習の成果を発揮することができましたか?
田中 私の場合は、IT関連企業を受けた際に、授業で取り上げられていた「観光DX(デジタル・トランスフォーメーション)」を志望動機とうまく関連づけて説明することができました。
加藤 私は自動車産業の面接で「モビリティ」や「MaaS(Mobility as a Service)」といった授業で学んだ話題に触れたところ、よい反応をいただきました。ほかにもeスポーツと地域振興の関係とか、勉強の成果に言及できる機会は何度かありましたね。
―― 観光学部には観光学科と交流文化学科のふたつの学科がありますが、それぞれの学科の特性は就職活動でどのように活かされたのでしょう?
西原 観光学科で開講されている地域経営に関する授業の内容を踏まえて、ある金融機関が力を入れている地域振興への共感を論理的に説明することができたのですが、これはうまくいったなと思いました。
内田 交流文化学科の学生も観光学科の授業をとれるのですが、私もあるホテルを受けたときに、観光学科の授業で学んだ地域活性化についての知識を面接で披露することができましたね。
加藤 私は「テーマパークにおける脱テーマ性」という交流文化学科的なテーマに関心があって勉強しているんですが、テーマパーク業界の面接ではそれについての自分の考えをぶつけてみました。観光学科の授業に関して言うと、数量データを扱う場面が多いので数字を読み解く力が養われたと思います。
―― 実際に就職活動を行ってみて、「観光学部は就職に不利」とか「業種が限定される」といったようなことは感じましたか?
田中 そういうのはなかったです。逆に、何で観光学部に入ったの?とか、観光学部ではどんなことを勉強しているの?といった感じで、興味をもっていただく機会が多かったですね。
西原 同じくまったくなかったです。
内田 私もないです。観光学部ってインパクトがありますし、私はそれがアピールポイントだと思って就活をやってました。
加藤 まったくないですね。観光を勉強したことで身についた、他の学部では得られない視点やありきたりでない知識が強みになったという実感があります。
―― なるほど、観光学部で学んでいるということや、それぞれの学科が持っている特性、そこで得られた知識や視点は、就職活動におけるさまざまな場面で有力な「個性」にもなり得ることが、よく分かりました。本日はどうもありがとうございました。
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