お知らせ
2020年4月、観光学部の新カリキュラムスタート!
立教大学観光学部は、現代社会と観光をとりまく変化や将来の課題を見据え、次世代の観光学教育を目指すべく、2020年度から新たなカリキュラムをスタートさせます。新カリキュラムは2020年4月入学の新入生から適用されます。
ポイント①新たな基幹的科目の設置により、初年次教育が充実
「観光学概論」
新科目「観光学概論」(必修)では、最新の観光学を体系的に身につけ、大学での学びのスタートを切ります。内容は観光学科、交流文化学科の双方にまたがるもので、理論と具体例から観光学の多面性を理解し、2年次以降の専門的な学習の基礎を作ります。
「基礎演習」
新科目「基礎演習」の導入により、徹底した少人数教育を実施。1年次春学期からディスカッションやレポート執筆を通じ、自ら考え表現する姿勢を身につけます。また観光学概論と連動することで、講義で身につけた知識を実際に使って議論するアカデミックトレーニングも行います。
ポイント②国際的な視野を広げるグローバル教育の進化
「グローバル・スタディ・プログラム 1」
1年次から履修可能なこの科目では、アジアの大学に2週間滞在し、観光学部協定校の提供するプログラムに参加したり、現地の学生と共同でフィールドワークを行ったりします。単に海外を見て回る従来型のスタディツアーではなく、現地社会との深い関わりのなかから異文化を理解し、問いを立てて自ら調べる力を身につけます。
「グローバル・スタディ・プログラム 2」
このプログラムは、皆さんが長期派遣留学を具体的なイメージを持って準備できるように設計しました。まず、英語による専門講義を理解できるように、専門用語や概念に関する事前学習をしっかり行います。その後、米国の協定校に2週間滞在して、現地教員の専門講義を受講します。また、フィールド・トリップや現地の学生との交流を通して、学生生活や学外の生活環境も把握できます。1年次から履修できます。
*グローバル・スタディ・プログラム 1、2は旧「早期体験プログラム」(2019年度まで)に代わって新設される科目です。本科目は人数制限があり、履修のための選考があります。また海外研修には参加費が必要です。
「長期海外インターンシップ」
学部が協定する海外のホテルで長期のインターシップを行うプログラムを設置。正規科目であり、単位取得ができます。観光学部では従来から「観光インターンシップ」「経団連インターンシップ」など、観光の現場を学ぶ科目を設置してきましたが、本科目により、将来海外で働くことも視野に入れて学ぶことができます。
豊富な英語科目の新設
観光学部では単位取得の可能な協定校への派遣留学、海外インターンシッププログラムなど、グローバル教育のチャンスを多く用意しています。そこで新カリキュラムでは、従来からの言語教育に加え、観光学の専門的な内容を英語で学ぶための科目を多く設けます。
留学準備のための「Introduction to Tourism 1〜2」、専門的内容を英語で講義する「Tourism Study 1〜4」、ディスカッションやアカデミックライティングを実践する「Current Trends in Tourism 1〜2」などの英語科目を新設し、より国際的な観点で観光学を学ぶ仕組みを用意します。
ポイント③時代を先取りする、魅力ある専門科目
すさまじい勢いで変化する観光のかたち。それに合わせて観光学の専門科目にも時代的な重要性の高いものを取り込み、グローバル時代の観光学教育を進めていきます。
観光学科
1年次に履修できる専門科目(選択)として「観光史」「観光事業論」「観光経営学」を設置し、早いうちから観光学を専門的に学びたい学生を後押し。また「消費論」「ヘリテージと観光」「地域経営論」「レジャー論」などの専門科目、「情報処理演習」といった実習科目を新設し(いずれも選択)、ビジネスにおける観光の役割、また地域計画と観光に関して、実践的で充実した教育を行います。
交流文化学科
1年次に履修できる専門科目(学科選択科目1)として「観光地理学概論」「観光人類学概論」「観光社会学概論」「観光人文学概論」「観光文学概論」「観光歴史学概論」を設置。交流文化学科を構成する複数の学問領域の各「概論」は、2年次以降にさらに専門的に学んでいくための基礎的な力となります。2年次には学科選択科目2として、「観光社会学(メディア)」「観光文学(SF)」「観光人類学(開発援助)」「観光地理学(リゾート地)」など、ユニークで多様な専門科目を履修可能です。